親知らずについて

親知らずの痛みの原因

中途半端に生えた場合、磨きにくいせいで虫歯や歯周病になりやすいです。
ずきずきとした痛みは虫歯で、口を開けたり動かすときに痛いのは歯周病のことが多いです。
歯周病の場合は腫れやのどの痛みなども出ることがあります。

歯医者さんの選択基準

親知らずの抜歯は特殊な技術を要しますので、口腔外科ができる先生の病院でないと抜歯はできません。
その他に、リラックスできる笑気麻酔や、安全に抜くためのCT設備などがあればより安心して抜歯ができます。
当院では、口腔外科に長けたドクターが笑気麻酔と、CTを併用した上で抜歯を行います。

親知らずの抜歯について

抜歯のメリット

20歳前後の方が抜歯は容易になります。
年齢を重ねると、骨が固くなり抜歯は難しく、腫れやすくなります。

抜歯した方がいいケース

抜歯しなくてもいいケース

抜歯後の注意点

・腫れることが多いです。腫れのピークは3日ほどで、7日ほどで落ち着いてきます。
・痛みは初めの方が強く、7日ほどで徐々に落ち着いてきます。
・強いうがいは3日ほどはしないでください。
・止血剤がとれて、再出血、骨露出の可能性が出てしまいます。
・骨露出した場合は、激しい痛みが出ることがあります。（ドライソケット）このような場合は追加の処置をして、さらに1週間は痛み止めを服薬します。
・抜歯当日は飲酒や長風呂は控えてください。
・激しい運動は腫れが引くまで控えてください。

親知らずのよくあるご質問

Q1. どんな時、親知らずが痛くなりますか？

虫歯や歯周病にかかると痛みが出ます。

Q2. 親知らずがまた生えることはありますか？

ごく稀に親知らずの後ろに小さな歯がもう一本ある場合がありますが、こちらの抜歯は簡単です。

Q3. 抜かないで治す方法はありますか？

飲み薬で一時的に炎症を抑えることは可能です。
しかし、再感染しやすいので、ご都合のよいときに抜歯をおすすめしております。

Q4. 親知らずの抜歯前の注意はありますか？

体調を整えてください。
普段飲んでいるお薬は飲んで大丈夫です。 ご自身の判断で止めないようにしてください。

Q5. 親知らずの抜歯は大体どのくらいの時間で可能ですか？

抜歯だけの時間でしたら簡単なもので5分ほど、横向きに生えていて歯茎に埋まっているもので30分ほどです。

Q6. 親知らずの抜歯はいくらかかりますか？

料金は保険適応となります。
3割負担の場合、簡単なもので795円ほど、歯を削って抜く必要があれば1425円です。
歯茎に埋っていて横向きに生えている場合は3450円で、歯茎に埋っていて横向きで深い位置にあり、CTを撮影する場合は6950円です。
お薬を抜歯後に出しますので数百円のお薬代もかかります。

Q7. 抜けなくて途中で中止されることはありますか？

基本的にはありません。出血などにより抜歯を続行すると危険と判断した場合と、神経麻痺のリスクが高いと判断した場合は2回に分けて抜歯します。

Q8. 親知らずが虫歯になると抜歯は難しいですか？

一般的に難しくなると言われていますが、それほど治療時間などは変わりません。

Q9. 親知らずを抜くと小顔になりますか？

そう仰る患者さんもおられますが、科学的根拠はありません。